あんなものまで!? 2014年話題になった3Dプリント新素材まとめ!!

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3Dプリンター業界において、新しい機器が日々開発されており、話題になっています。

しかし、機材面だけでなく、出力素材の研究も日夜進んでいる!!!

本日は、ここ最近で発表された新しい3Dプリント素材をいくつかご紹介したいと思います。

磁石

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最近話題になりました! 磁力を帯びたフィラメントです!

現在進行形でキックスターターで資金調達を行っておりますが、既に目標金額には余裕で達しちゃってます!

これは、かなり応用が利きそうな素材ですね!

今後の活用方法に期待が高まります!

キックスターターページ

白金、白金基金属ガラス

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こちらは日本の会社です!

田中貴金属工業株式会社は、既存のSLS方式プリンターで利用可能な白金基金属ガラス粉末の開発に世界で初めて成功しました!

また同時に、白金、及びイリジウム添加ニッケル基合金の開発と造形物の出力に成功したようです!

プレスリリース記事

ちなみに、「白金基金属ガラス?金属ガラスってなんだ?」という人のために説明です。

金属ガラスは、従来の金属と違い結晶構造を持たない非晶質金属の一種で、高強度、高硬度、低弾性率、超高耐食性、高透磁率、高成型加工性、表面平滑性、耐摩耗性、耐傷性、精密鋳造性、低振動減衰性などの特性を持っています。

また、、過冷却液体の状態で安定し、結晶化が始まる前に固体化が完了するという特徴も持っています。

「・・・ん?」といった感じですが、笑

つまり、金属をより強化した、工業用途での利便性が高い素材ということです!!

現在、3Dプリンターで使用されている金属は、マルエージング鋼、インコネル718 、チタン64、ステンレスの4種類がメインですね!

これからもっと種類が増えていくと思います!

食品

ここ最近で一番話題になっていました!

料理を3Dプリントできる食品3Dプリンターです!

ピザやハンバーガーといった普通に見た目もおいしそうな料理ができます!

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ただ、火入れは別。手動でやる必要があります!

なので、現段階では調理補助の機械といったイメージに近いかもしれません。

ただ近い将来、焼くといった工程まで全自動で出来るものが出てくるでしょうね!

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料理だけでなく、砂糖菓子をこんな風に彩色し出力することもできます。

喫茶店に導入され、おもしろい形の砂糖がコーヒーと一緒に出てくるようになるかも!

価格は十数万~数十万円代とお手頃な物ばかりです。

現在、実用化にはまだ至っておりませんが、2015年を目処に発売予定とのことで、来年に盛り上がる分野だと思います。

Chef Jet

FOODINI

ガラス

ガラス素材は、まだ研究段階ですが、HP社(ヒューレット・パッカート社)が力を入れて研究を行っていると発表し話題になりました。

ガラス製品は身の回りに溢れ、用途も多く、またリサイクルが可能といった特徴もあり、期待が高まっています。

また、オランダのLUXeXcelという会社を初め、3Dプリントでレンズを作る研究も進んでいるため、ガラスのプリントが可能になれば、相性が良く相乗効果があると思います!


LUXeXceL Designer Movie – YouTube

HP Lab

LUXeXcel

グラフェン

「 グラフェンってなんだ?」って感じですよね。笑

グラフェンは炭素原子からなるナノ素材で、未来の新素材と言われ注目が集まっています。

なんで注目されているのかと言うと、以下のような脅威的な性質を持っているためです。

グラフェンが示す驚異的な物性

  •  想像しうる最も薄い物質(0.3nm)
  •  質量あたり最も広い表面積(3,000 m2/g)
  •  測定された中で最も強靱な物質(破壊強度 130 GPa以上)
  •  知られている中で最も堅い物質(ダイアモンド以上)
  •  最も伸長、折り曲げできる結晶 (ヤング率 1000 GPa以上)
  •  熱伝導度の最高記録(3,000 W/mK, ダイヤモンド以上)
  •  室温で最高の電流密度(銅(106A/cm2)の1000倍以上)
  •  完全な物質不透過性(高圧のHe気体をブロック)
  •  最も高い電荷移動度(Siの100倍以上)
  •  伝導電子ゼロの極限でも電気伝導
  •  最も軽いキャリア(Dirac fermion:有効質量ゼロ)
  •  室温で最も長い電荷平均自由行程(~μm)

※総合科学技術会議資料より抜粋

つまり、薄くて、軽くて、固くて、曲げられて、電気も熱も伝わる素材!

▼花の上にだって乗っちゃいます!

31debf51c532014eefbd1e48e7b47381 電池を3Dプリントできる超導電性素材グラフェンのフィラメント登場

性質から電化製品に応用できるため、注目が集まっているというわけです!

そんなグラフェン素材を使用したデバイスのイメージ映像がこちら。


3M Flexible Transparent Touchscreen Concepts – YouTube

上記理由から大手の企業がこぞって研究開発を行っており、3Dプリントの素材としても開発が行われています。

3Dプリントの素材としては、大手3Dプリンターメーカーのストラタシス社を初め、アメリカのグラファイトテクノロジー社や、中国の国策企業など多くの企業が参入しているという訳です。

その中でも、いち早くプレスリリースを行った会社がGraphene 3D Labです!

100%グラフェンの素材という訳ではないのですが、既存のフィラメント素材にグラフェンを混ぜることで、大幅に強度と導電性、熱伝導性を向上させるというもので、もう実用化レベルです。

現在、特許も出願中とのこと!

abaee93dca9002458701850149462209 電池を3Dプリントできる超導電性素材グラフェンのフィラメント登場

▼グラフェンが10%混合されたフィラメント。

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▼Graphene 3D Labが発表しているグラフェン素材の用途例

Graphene Graphene 3D Labがグラフェンを混合した3Dプリント材料を特許出願

i-MAKER.news

3Dプリンター機器だけじゃない。素材の発展もカギになる。

いかがでしたでしょうか。

以上のように、日々多くの新素材が研究されています。

機械の発展も、もちろんですが、素材の幅が広がれば3Dプリンターの活躍できる市場自体が広がります!

市場規模が大きくなれば、より多くの企業も参入するようになるため、3Dプリンターの発展を加速させる大きな進歩になりますね!

これからも、どんどん新しい素材が出てくると思います!

非常に楽しみですね!


<運営元情報>
X人の株式会社は、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントサービスの3Dayプリンターまなどを運営しています。