各3Dプリント会社の見積もりの仕組みを統一化できないか

というのを最近考えています。

 

基本的に3Dプリントサービスって、都度見積もりだったり、価格にブレがあるのですが、ここらへんを上手く纏める方法がないか模索しています。

要するに、3Dプリントの価格決めのルール(?)みたいなモノを作れないかなーと。

 

周りの商品の多くはパッケージ化されており、「豚肉は100グラム200円」「大阪~東京間、片道1万円」「カラー印刷 1枚50円」みたいにサービスが決まってるので、簡単に価格を比較することができます。

 

それに比べて3Dプリントの価格は、材料の種類・体積・三辺の合計・造形時間・機材の稼働率など、各会社によって見積もりのロジックが異なります。

 

ユーザーからすると結構大変だと思ってて、メニュー表に“時価”としか書かれていない寿司屋に行くようなものですね。

3Dデータを持っている人は「安く造形したい!」と思った時に、いろんな会社に都度見積もりしなければいけないので、手間がかかります。

 

そのためか、新しい3Dプリント会社の露出って結構難しいと思っていて、結局ユーザーからすると知名度が高かったりネット検索の上位会社に流れる傾向があると思うのですね。

なので、価格決めのルールは統一されれば、価格.comのようなサービスみたいなのもできて、時期によって適切な3Dプリント会社へ流れる仕組みができると思います。

 

※ちなみに、会社ごとにロジックが違う理由として、「製造業の会社は社内で独自のシステムを構築している」という考察もあります。以下、参考記事。

www.yutorism.jp

(サイトより引用)

日本の製造業の『十八番』は、現場による『カイゼン』や『QCサークル』といったボトムアップ型の仕組みであるとされてきました。ITに関しても、業務特性にあわせたカイゼンが行われることが求められ、尊ばれました。そうしたコツコツとした改善活動で生み出されたものが、

・謎のインターフェイス
・どう考えても自社でしか使われない帳票
・秘伝のエクセル
などに覆われた

ハウルの動く城かな?と思いたくなるような、ツギハギだらけのシステムでした。

 

 

余談

スポーツや勉強にしても、多くの事柄にはルールがあります。ルールがあるからこそ、色んな人が利用し、伝達され、汎用的に使われるようになります。柔道が

3Dプリンター市場って、まだまだ文化やルールが不明確な部分があるので、そこは改善できるんじゃないかなと。3Dプリントの見積もりの仕方をクリアにしていくのが、中長期的な自分たちの目標だとも思っています。

 

長々と書きましたが、とりあえず僕は海苔で巻いていない雲丹のお寿司食べたいです。

 

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画像の説明文 <運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。


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株式会社メルタの代表。 1991年生まれ。高校・大学とボクシングのサンドバックに打ち込み、新卒で入ったベンチャーが半年で倒産し、未経験の3Dプリンター業界で起業。 創業当初は「3人の株式会社」という社名にして怒られていました。目新しいサービスが好きです。