3Dプリントサービスってどんな依頼を受けるの? 制作事例をちょっと紹介

3Dプリントサービスってどんな依頼が多いの?

 

内容はタイトル通りです。

本サービス「3Dayプリンター」で最近つくった制作物について紹介していきます。

 

コスメ企業の広報ノベルティ

Image with no description

メンズコスメを提供しているHOLLO BELL社のマスコットキャラクター「ホロ課長」をフィギュア化しました。主に、ソーシャルメディアなどの広報用グッズとして活用されています。

HOLO BELL社の化粧品は僕も愛用しているので、肌の汚い男性は是非購入してみてください。他には、BULK HOMMEのブランドもオススメです。

広報用グッズとして、他にもペコッターやログミーなどの企業のキャラを製作しました。

 

ヤブ蚊

Image with no description

昆虫の「ヤブ蚊」を原寸大でつくりました。学校での教材として使われているようです。

足の細さ1mmを折れずに再現できるなんてミマキのフルカラー樹脂すげーと思いました。あと、3Dデータをつくっている時に、昔プレイステーションのゲームで「蚊」というソフトがあったのを思い出しました。

 

ブロンガー模型

Image with no description

大学生の卒業制作です。自宅でスペースをとりがちなハンガーをLEGOブロックのよう遊びながら重ねられるグッズを製作。

洗濯用品をオモチャにするという発想はなかったので、とてもオモローでした!

ゲームアバター

写真 2018-03-15 12 52 02.jpg

個人のお客様からの依頼。某ゲームで自分が作ったアバターキャラが気に入りすぎたそうで、フィギュア化の相談を受けました。主に、自宅での観賞用途として使用されております。

※お客様には「販売すると法律に触れる可能性があるので駄目ですよ」と、胸元に拳銃を押し付けながら説明しております。

 

トロフィー

Image with no description

すこしパンチの効いたトロフィー製作は、3Dプリンターの得意分野です!

広告関係の会社を中心にトロフィー製作の依頼が増えてきています。最高値で1個30万円ほどのトロフィーをつくったりしました。

 

Twitterアイコン

IMGP2882.jpg

連続起業家の家入一真さんの3Dアイコンを作成しました。メッセの際に「ヒゲはこの写真で、帽子はこの写真を元に・・・」と細かく指示を出してたのに、実際にアイコンとして使われることはありませんでした。

おそらく誰も得をしていない案件です。

 

その他の制作事例

※掲載NGなため、画像を文章を元に自身の創造力で再現してください。

 

仏像木箱の3Dプリント

とあるお寺の木箱の側面部に立体の仏像をつけたいということで、仏像を3Dスキャンし造形してくっつけました。お客様に10個単位で配るため、手掘りにするコストと比較して3Dプリンターを使用しました。

仏像の価値ってなんぞや?と20分くらい考えにふけった案件です。あと、先進的なお寺だなーと思いました。

▼絵の部分が立体なイメージ

「木箱 お寺」の画像検索結果

(画像出典元:http://buyee.jp/item/yahoo/auction/l431328576))

 

デザートの細工型

有名なパティシエから、アート的なチョコ型・飴細工型をつくりたいという依頼を受けました。自店の活用だけでなく、パティシエがつくった型を売れる世の中にしたいですね。

▼イメージ画像

「チョコ パティエ 型」の画像検索結果

(画像参照元:https://www.fashion-press.net/news/36353

 

 

ここ最近感じたこと

 

■大きなモデルの相談が増えた。

一部の会社では、切削加工や他の製造方法とのコスト比較をしているように感じます。まだまだ3Dプリンターは高いようですが。

■「Form2」の機種がとても優秀

塗装用途のアクリル樹脂やゴムライクが低価格で使えるので使い勝手がいいです。新しい新興メーカーがいい機種を出しているので、2013年の3Dプリンタームーブメントはあながち間違いでないかなーと思いました。

■個人からの変な依頼が減った

むかしは個人からアグレッシブな相談を受けることが多かったのですが、年々減ってきているような気がします。個人的にちょっと悲しいです。

■既製品+オリジナルモノ

塗装やアッセンブリ(組み立て)などの前後の工程が必要な案件が多いです。例としてトロフィーとか高級車のアクセサリーなどがあります。

■若者の3Dプリンター離れ

これは適当に言ってみました。

 

まとめ

あらためて振り返ると、3Dプリント製品って高付加価値のものが多く、あってもなくてもいい「不要不急」なモノなんだなーと感じました。

前に知り合いが3Dプリントの役割を「土偶のようだ」と言っててとても興味深かったです。コミュニケーション手法としては紙と比べると非効率だけど、実際に近くで見る人にとって大きな価値を発揮するような存在であると。

そう考えると、今回の制作事例も土偶みたいなのが多いなーっと思えてきました。土偶についてあまり知らないけどw

(画像参照:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6c/Dogu_Miyagi_1000_BCE_400_BCE.jpg/150px-Dogu_Miyagi_1000_BCE_400_BCE.jpg)

 

これからも頑張って土偶っぽいモノをつくるお手伝いをしていきたいと思います。ではでは。


画像の説明文 <運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。