UP BOXってどうなの?色々纏めてみた。

今、巷を騒がせている「UP BOX」

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実は、前回のブログでも少し取り上げました。

www.blog.3day-printer.com

米国で「使いやすさNo.1」を受賞したUPシリーズの第3世代目のモデルが発表されるとあって、注目があつまります。

今回は、知人が実際に見に行ったので、そのレビューを紹介できればと。

UPの特徴はこちら!

※本記事は、代理店の方から一部情報提供を行っております。

●ポイント1/途中でストップして素材の取り換えができる

スタッフがUP BOXの説明を始めました。そのとき、多くの人が感心していたのが「出力を途中でストップして素材の取り換えができる」ということでした。

「今までは、素材があまってしまって、いつももったいないことをしていました」
UP BOXの周りに集まった人たちのなかから、こんな声が出てきました。

「素材がスムーズに交換できるということは、いくつかの色を交互に出力することもできるわけですね」という質問も出ていました。

「プリント中に素材がからんで失敗することもありました」という質問もありました。

UPシリーズには、素材のからまり防止のための素材スタンドがあります。このスタンドを使えばからまり事故はほとんど解消できるそうです。ノズルが詰まるという問題もあったそうですが、UP BOXにはちゃんと、そのへんの対策もできているそうです。素材の種類は、ABS樹脂にもPLA樹脂にも対応しています。なるほど、さすが「使いやすさNo.1」だけあって、いろんな問題を想定して対策を事前に講じてあるんですね。

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●驚きポイント2/出力時の音が小さくて静か


「え? いま出力してるんですか?」と思わず聞いてしまいました。それほど静かなんです。パーソナル3Dプリンターの場合、設置場所は自宅になると思います。しかも、少し大きなモノを出力するには20時間くらいかかるでしょう。そうなると、夜も3Dプリンターは動き続けることになります。真夜中に3Dプリンターが1人せっせと働いてくれるわけです。

つまり、音は小さいほうが絶対いいということ。大きな音がする3Dプリンターは困りものです。だからでしょう。UP BOXの周りに集まった人たちが異口同音に言うのは、「静かですねぇ!」という感嘆の声でした。

近くにいたスタッフも、造形中にもかかわらず、美味しそうにクラムチャウダーを食べていました。普通だと造形のノイズがうるさくて食事はできませんよね。

もしかするとクラムチャウダーを食べてる時の方がうるさいかもしれません。それくらい静かなんです。

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●驚きポイント3/意外に大きいUP BOX


3Dプリンターの大きさは重要です。プリンターの大きさが完成品の大きさを決めますから。個人用のパーソナル3Dプリンターでも、なるべく大きなものを作りたいものです。大きい3Dプリンターであれば小さいものは制作できますが、小さな3Dプリンターだと大きなものは制作できません。大きいほうが断然いいですよね。

UP BOXをはじめて見たときの感想は「大きいなぁ」でした。写真画像では大きさがリアルに感じられませんが、実際に見てみると、意外に大きなマシンなんです。これだけの大きさがあれば十分ではないでしょうか。プリントエリアの広さは255×205×205ミリという大型造形サイズです。製品の大きさは485×520×495ミリです。

主にアジアに生息している「ワピチ」の生まれたての時が大体40cmですので、ワピチの子供よりも大きいということになります。これは驚きですね。

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●驚きポイント4/仕上がりが綺麗


性能はUPシリーズ最上位です。積層ピッチ(印字解像度)を0.1mmまで高め、かつ従来に比べ30%速い速度での印刷が可能となりました。水平調整は完全自動。従来は目分量で調整していて、時間もかかるうえに誤差が生じて綺麗な出力ができませんでした。自動調整なら失敗することはありません。完成品を見るとなめらかな曲線や複雑な構造も見事に表現されていました。曲線美を眺めながら驚きの声をあげている人もいました。

「これ、仕上げに磨いたんですか?」

「いえ、出力したものをそのまま展示しています」

そうなんです。完成品は見事としかいいようがありません。綺麗に出力できていました。

※こちらは、以前のイベントで出力された犬になります。

分かりにくいのですが、メチャクチャ綺麗です!!

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●驚きポイント5/美しいムード照明

黒とオレンジの外観も素敵なのですが、BOX内の照明が美しい。LEDのムードライトが点灯していました。メーカーズたちは、プリント過程を確認するために何度もBOX内を見ます。そして、少しずつ完成していく作品にワクワクするものです。そうやってBOXの小窓に顔を近づけて中の様子を見ると思いますが、UP BOXは、そのとき暗いBOX内を美しい照明で作品を浮かび上がらせてくれるわけです。

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いかがでしょうか。

値段は40万円~になりますが、コスパ的にはかなりいいのでは?という印象です。

普通に百万円位するミドルクラスのプリンターと殆ど同じクオリティで、使い勝手がいいですね。

是非とも企業・個人で導入してみてはどうでしょうか?

そんな 「UP BOX」特集でした。

■正規代理店から購入できます

UP BOX 3Dプリンター | 日本3Dプリンター株式会社UP Plus2,UP Mini,Mbot


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株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。


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株式会社メルタの代表。 1991年生まれ。高校・大学とボクシングのサンドバックに打ち込み、新卒で入ったベンチャーが半年で倒産し、未経験の3Dプリンター業界で起業。 創業当初は「3人の株式会社」という社名にして怒られていました。目新しいサービスが好きです。