エイヤル・ケーヴァーは、3Dプリンターを使いこなす彫刻家です。
これまでは、”爆発の瞬間”、”滝が落ちる瞬間”など、多くの芸術作品を3Dプリンターを使って表現してきました。
これまでの作品
▼人の動きの3Dモデル
▼上記のモデルを実際に3Dプリントしたもの
▼滝の3Dモデル
▼実際に3Dプリントしたもの
確かに、こういった複雑なデザインは人の手だと製作が難しいですね。
今回の宇宙プロジェクトの作品
さて、そんなケーヴァーさん。
今回はNASAのプロジェクトに関わり、無重力状態で彫刻を作ることになりました。
そこで人類を象徴する物理的形状を考えた結果、「笑い声」にたどり着いたそうです。
つまり、笑い声の波長を3D化することにしました。
以前、弊社も関わったEncodeRingのサービスに凄く似ていますね!
こちらは、3秒間の声を録音し、その声の波長を指輪にするものです。
Encode Ring – 声で作る、世界に一つのオーダーメイドメッセージリング
▼笑い声らしい
▼笑い声
以下、引用
「笑いは、人間の表現のなかで最も美しいものだからです」
ゲーヴァーは「#Laugh」プロジェクトでアプリをつくり、クスクス笑いや含み笑い、大笑いを誰もが提出できるようにしている。
このアプリは、笑い声をリアルタイムで3D可視化。色とりどりの波形を、土星の輪のようなリングや、直方体の惑星などをベースにして生成する。一般の人々はどれが一番好きかを投票できる。
これらの笑いは、2017年1月に国際宇宙ステーション(ISS)で3Dプリンティングされ、宇宙遊泳に持ち出されるという。
人の「笑い声」を3Dプリントして宇宙に放つプロジェクト、2017年1月始動|WIRED.jp
なんとも壮大なプロジェクトだ…
詳しくは動画をどうぞ!
www.youtube.com動画に少しだけ映りますが、ケーヴァーさんが使っている3Dプリンターが「objet1000」という、かなりハイエンドの機種でした。
さて、「人の笑い声を宇宙に放つ」ということに何の意味があるかはイマイチ分かりませんが、個人的にケーヴァーさんの作品はとても素敵だと感じました。
今後も良い作品を作っていって欲しいですね!
※アプリのダウンロードはこちらから。
#LAUGH – create art in space on the App Store
■参考サイト
人の「笑い声」を3Dプリントして宇宙に放つプロジェクト、2017年1月始動|WIRED.jp
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。