あのフィラメントがついに開発!
今年の1月にブログで紹介した、“グニャグニャ曲がるフィラメント”の開発がついに完成しました。ユニチカの皆さん、おめでとうございます!
以下、フィラメントの特徴などをプレスリリースより転載!
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造形後に形状を自由に変更できる不思議なプラスチック『3Dプリンター用”感温性”フィラメント』の開発について
ユニチカ株式会社(本社:大阪市中央区 社長:注連浩行)は、材料押出型3Dプリンターでの造形後、安全な低温域で温めるだけで、自由な形状の変更を可能にした『3 Dプリンター用”感温性”フィラメント』を開発しました。
*参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照
1.開発の背景について
ここ数年、3Dプリンターは企業や個人への普及が進んでおり、装置やソフトのレベルアップとともに応用範囲が広がりつつあります。それに伴い、造形材料に求められる品質および性能レベルも高まっており、さまざまニーズが出てきています。
このような中、当社は3Dプリンター市場へ新素材を提案することで、市場のさらなる拡大や深化に貢献できればと開発を進めてまいりました。今回開発した『3Dプリンター用”感温性”フィラメント』は、当社が得意とする独自の特殊ポリエステル樹脂により、造形後に安全な低温域で温めるだけで、自由な形状の変更を可能にする従来品にはない特徴を持っています。
2.『3Dプリンター用”感温性”フィラメント』について
(1)特 長
・ひと肌やお風呂の湯温など安全な温度でソフト化します。
・温めた状態で形状を自由に変更することが可能です。
(冷やすとその形状を保持します。)
・熱湯などで高温セットすることで硬化し熱変形しなくなります。
・フィラメントは高度処理により耐熱性を付与しており、造形中に軟化することはありません。
(2)仕様
*参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照
・素 材:特殊ポリエステル樹脂
・線径:1.75mm
・ノズル温度:190~220℃
・ベッド温度:OFF~45℃ ※機種や環境などより調整が必要です
(3)用途イメージ
・関節部に使用し角度調整が行えるフィギュアやホビー関連、現場でも形状の修正を可能にする工業用治具などに応用が可能と考えております。
3.今後の展開について
『3Dプリンター用”感温性”フィラメント』は、積極的にサンプルワークを進め、素材のさらなる改良を行った上で、2017年度中の販売を目指します。
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先日、ユニチカの方と打ち合わせをしたのですが、現在、ネーミングと販売扱い店を募集しているそうです。
ネーミングに関しては、個人的に「メタモン フィラメント」とか良いんじゃないかなと思いました。
任天堂との訴訟バトル覚悟で使ってほしいですね。
画像出典元:【ポケモンGO 攻略】メタモンがいまだに出現しない理由とはなんなのか!?【考察】 | ポケモンGO攻略ニュース
あと、温まると変化することから、「ソフトクリーム・フィラメント」とか。。
画像出典元:ご当地ソフトクリーム&アイス特集 | 延岡観光協会
こう考えてみると、フィラメント素材って「ABS樹脂」や「PLA樹脂」など、文字から用途を連想しにくいもの多いですね。キャッチーな名前のフィラメントがあっても面白いんじゃないかなと思いました。
個人的には、ユニークな素材が結構好きで、片栗粉やビールを原料にしたフィラメントなどにときめきます。
大人向けフィラメント?ビールから作られた3Dプリンター素材「Buzzed」
さて、今回紹介したフィラメント”ですが、 現在は販売先も募集中ですので、扱ってみたい!という方はユニチカ様までご連絡してみてください。
ではでは!
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。