3Dプリンターで銃を自作した人が逮捕された。

5月8日、川崎市の大学教員が、殺傷能力のある拳銃を所持していたとして逮捕されました。

従来、3Dプリンターの普及に伴う銃の製造は問題視されてましたが、それが顕著に現れたニュースだと思います。

また3Dプリンターを使用し製造された銃が押収されたのは全国でも初めてということで話題を集めました。

本人は、「違法とは思わなかった」と供述しており、「銃を持つ権利は基本的人権だ」とインターネットで書き込みをしています

様々な物議を醸しそうな内容ですが、

日本では銃の製造・保持は違法であり、3Dプリンターで製造された銃も同様になります。

製造工程はどうあれ、銃を製作した時点で銃刀法違反だという見解です。

※押収された銃の画像。

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問題となった銃の画像です。

この画像を見た際、個人的には「まるで、駄菓子屋に売ってそう」というのが正直な感想でした。

殺傷能力のある銃ということで、市販で売られているモデルガンみたいなものかと思っていましたが、思ったよりよりも稚拙なものでした。

性能については、以下の様に発表されてます。

県警が同日、容疑者宅を捜索し、5丁の銃を押収。このうち、2丁に殺傷能力があると鑑定された。それぞれに実弾を入れて発射すると、厚さ2・5ミリのベニヤ板11~15枚を貫通したという。

参照記事:http://www.asahi.com/articles/ASG582W74G58ULOB002.html

3Dプリンターで作られた銃を発射している動画もあります。(勿論、海外のものです)

Remote fire one of the world's first fully 3D-printed …

音だけを聞くと、普通の銃と遜色がありません。

3Dプリンターの普及は、生活を豊かにすると共に法的リスクも大きそうですね。

現在、3Dプリンターの価格は下がって来ており、海外で銃などの3Dデータは普通に入手できます。

これからは、個人で誰でも銃を持つことは簡単になります。

この事件をキッカケに同様の事件や新たな犯罪の対策が打たれ、再発防止に向けて法整備なども検討されるでしょう。

ネットの反応

 

 


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株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。


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株式会社メルタの代表。 1991年生まれ。高校・大学とボクシングのサンドバックに打ち込み、新卒で入ったベンチャーが半年で倒産し、未経験の3Dプリンター業界で起業。 創業当初は「3人の株式会社」という社名にして怒られていました。目新しいサービスが好きです。