一般的に日本は3Dプリンターの後進国だと言われています。
特にアメリカやヨーロッパ諸国に立ち遅れており、去年に発表された3Dプリンターの出荷台数に関する調査では、日本は3%程のシェアしかないという結果でした。
そんな中、先日アメリカの監査法人・コンサルティング会社のPWCが、アメリカの製造企業を対象に3Dプリンターの活用に関する調査を行ったところ、驚くべき調査結果が出たようです。
なんと、アメリカの3分の2の製造企業が既に3Dプリンターを利用しているという結果となりました。
日本に対する同様の調査が行われたという報告はありませんが、ほぼ間違いなくここまで普及率は高くないと思います。
しかし同時に、同調査によると、「3Dプリントの利用目的」に関して、
・3Dプリンティング技術を何に活用出来るか試行している・・・28.9%
・試作品の製造・・・24.6%
・試作品と中間品の製造・・・9.6%
・従来の工法では製造出来ない製品の製造・・・2.6%
・最終製品の製造・・・0.9%
という調査結果となっており、
まだ利用目的を掴めていない企業が多く、3Dプリンターならではの利用や最終製品への利用は僅かしかないことがわかります。
まさに、まだ発展途上の技術だという結果です。
これらの点が改善されるためにも、今後の3Dプリンター自体の機能の向上や、それに付随する3Dサービスや3Dデータ市場の活性に期待です!!!
【参考】
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