【工場のデジタル化?】カブク社がデジタル製造工場を自動マッチングする特許を取得

rinkakなどの3Dデータプラットフォームを提供しているカブク社が、新しく特許を取得。内容は、製造業者と発注者を結びつけるマッチングシステムとのこと。

以下引用!

株式会社カブク(本社:東京都渋谷区、代表取締役:稲田 雅彦、以下カブク)は、「製造したい3Dモデルデータや素材、後処理などの内容を元に最適なデジタル製造工場や3Dプリンターを選択する方法」に関する特許を取得しましたことをお知らせいたします。
本特許は、3Dモデルデータや2D設計図データ、素材や後処理、納期、配送先地域を含むリクエスト情報を解析し、ネットワーク化した世界中の工場から最適な製造工場を自動選定しマッチングを行うシステムです。
※海外特許に関しては現在出願中

本特許では、発注者とデジタル製造業者の最適なマッチングにより、受発注時に係るコミュニケーションコストの大幅削減が可能となります。カブクは今後、本特許を活用したサービス開発・提供を進め、グローバルな3Dプリント及びデジタル製造業界の発展支援に努めてまいります。

インダストリーに拍車がかかる!?

従来はメイカー企業がモノづくりを行い、消費者に流通しておりましたが、このシステムを利用することで消費者が製造側との距離が短くなります。

例えば、イラスト・3Dデータ・設計などを保有している個人or企業が、適切な製造プロセスを知ることで、新しいサービスを提供することができます。

生産工程を自動化することで、設備がなく専門知識がない方でもモノづくりに参画できます

個人的には、工業のデジタル化と呼ばれる「インダストリー」に近い領域だと感じました。

工業のデジタル化によって21世紀の製造業の様相を根本的に変え、製造コストを大幅に削減する。

インダストリー4.0とは何か?:日経ビジネスオンライン

 

「3D HUBS」と同じようなサービスが増える?

米国のベンチャー企業である「3D HUBS」は、個人で保有している3Dプリンターの共有サービスです。

特徴としては、3Dデータを入稿すると最寄りの3Dプリンターから配送するといいうもの。

現在、3Dデータ共有サイトの「Thingverse」と提携しており、欲しい3Dデータを製造するできます。

3D Hubs、Thingiverseと提携して3Dプリンティングサービス提供 | fabcross

日本のデータ共有サイトは、自社内で製造を行うか、データをDLするだけで製造には関わらないケースがありました。

本システムを用いることによって、そういった会社が製造の分野と繋がりやすくなるのではないかと思います。

今後、カブク社では、本特許を活用したサービス開発が進むのではないかと感じました。「デジタル×製造」の分野が発展するのではないかと思いました。

これからの動きに期待です。

 

■参考サイト

prtimes.jp


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