3Dプリンターとは?謎の機械について説明します。

謎の機械「3Dプリンター」

近年、突如メディアに出現した「なんでも好きなように物が作れる」3Dプリンターという謎の機械。

bg4

すごい機械!とメディアでは一躍有名になりましたが、そもそも3Dプリンタとはなんなのでしょうか?

前回の記事では、3Dプリンターの原理について述べました。

今回は、3Dプリンターってそもそもなんなの?という疑問を解いていきます!

プリンターという言葉を聞いてみなさまは何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく、皆様のお家にいらっしゃるパソコンと仲良しの四角いあのお方を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

Epson_PM-700C

※画像はウィキペディアより参照

確か、あのお方はパソコンからの文字や絵や写真データなどと同じものを紙などに印刷してくれる機能を持っていますよね。

そのお方のことをプリンタとみなさまは呼んでいらっしゃると思います。

3Dとはthree dimensionの略で、三次元という意味を持ちます。

3Dプリンタはその3Dとプリンタの組み合わせで、三次元的(立体的)に”もの”を生み出すプリンターなのです。

以下、「3Dプリンター」のウィキペディアページ  wikipedia

3Dプリンター英語: 3D printer)とは、通常の紙に平面(二次元)的に印刷するプリンターに対して、3DCAD3DCGデータを元に立体(3次元のオブジェクト:製品)を造形する機器。

通常は積層造形法(additive manufacturing)[1]によるものを指す。3次元のオブジェクトを造形することを、3Dプリント(三次元造形、: 3D printing)と呼ぶ[2][3]

家にあるプリンタでかつて行っていたように、データを作成して、3Dプリンタにデータを読み込むだけで自分が作りたいと思った物体を立体的に生み出すことができる夢のような機械なのです。

2Dのプリンターとは、文字通り、次元が違うんですね!!

どんなときに使うの?

例えば、研究で急遽、にんじんの模型を用意しなくてはいけなくなってしまった時。

時は深夜、朝一でにんじんの模型が必要な時、大惨事です。こういうケースはよくありますよね。僕は今まで一回もないです。

さぁ、にんじんの模型が売っているお店は閉まっている…どうすればいいの……?

そんな時に活躍するのが3Dプリンタなのです。

ニンジンのデータなんて、ネットでたくさん落ちています。

Thingiverseのサイトで「carrot」と検索。

314b684e65f511e3b3db0ea9ea681b0f_8_preview_featured

パソコン上でソフトを使ってにんじんのデータを作ってプリンタに送れば・・・あら不思議。

自分の欲しかったにんじんの模型がプリンタによって生み出されているのです!

ものづくりの製造において汎用性が高い

また、3Dプリンタはプラモデルのパーツを一つ無くしてしまったときなどにも役立ちます。なくなってしまったパーツの形を3Dプリンタでプリントすれば何事もなかったかのようにその部分を埋め合わせすることができるのです。

3Dプリンタは自分の想像した形を、まるで紙を印刷する時のような手早さで(プリントに時間はかかりますが)生み出すことができる素敵な機械なのです。

その活躍分野は多岐にわたって、今ではないものを補うだけでなく、医療現場や教育現場などでも使われています。

地図IMG_5886 IMG_4232

▲他にも、住宅模型、博物館の展示品のレプリカ、人物フィギュアなども作れます。

まだまだ一般的に普及しているとは言い難い3Dプリンターですが、今後はクオリティの向上や、造形できる素材種類も増えたりしたりと、飛躍していくでしょう。

活躍分野の発展が期待されている3Dプリンタ。今後どのように発展していくのか楽しみですね。


画像の説明文 <運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。


ABOUTこの記事をかいた人

Avatar photo

株式会社メルタの代表。 1991年生まれ。高校・大学とボクシングのサンドバックに打ち込み、新卒で入ったベンチャーが半年で倒産し、未経験の3Dプリンター業界で起業。 創業当初は「3人の株式会社」という社名にして怒られていました。目新しいサービスが好きです。