3Dプリンターで使われるナイロン樹脂の用途・特徴まとめ【3Dayプリンター】

ナイロン樹脂について

3Dプリンター素材でも人気のナイロン樹脂。
別名ポリアミド樹脂とも呼ばれており、一般的なプラスチック素材の中でも非常に馴染みの深い素材となります。

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試作品モデルや最終製品としても、よくナイロン樹脂が使われています。(弊社の運営する3Dayプリンターでも1・2を争う人気素材です。)

 

ナイロン樹脂の特徴

・高い強度があり、熱に強い(耐熱温度は約100℃)

・サポート材が要らず、複数パーツの形状でも一体型で出力できる

・造形時間が早いので、試作品製作によく使われる

・3Dプリント単価が安い

事例用途/制作事例

■最終製品

・ラジコンパーツ

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・基盤を収納する3Dプリント筐体

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・車のカスタムパーツ

車をメイクアップするためのパーツ。実際の車のヘッドライドに装着します。

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■トロフィー制作

・音楽チャンネルのスペースシャワーTVが年に一度開催する、「SPACE SHOWER MUSIC VIDEO AWARDS」の表彰トロフィー。トロフィー毎にアーティストの名前が入れられています。

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・熱海広告祭トロフィー

有名な「貫一お宮の像」がモデルとなっています。

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■冶具

・医療現場で使われたの冶具モデル

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■モデル確認

・脊髄を損傷された方が自分で歩行するための装具

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・メガネ(緑色で塗装)

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ナイロン樹脂の造形方法について

基本的には、SLS方式という、粉ベースの素材をレーザーで焼き固めていくケースが多いです。固まった層を少しずつ積み重ねてモデルを形成していきます。

サポート材などは特につかず、出来上がったモデルの粉を除去していきます。なお、積層ピッチは、0.1mmからのプリンター機種が多いです。

※最近では家庭用のFDM方式のナイロン樹脂素材も登場しました。

FDM Nylon 12 | Stratasys

対応する3Dプリンター機種

・Sinterstation2500plus

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・ProX500

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・FORMIGA P110

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・RaFaEl

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こういう時に使いたい

デザイン性の高い複雑なモデル、固定具、強度が必要な試作品、住宅・建築モデル、自動車のテストパーツなど。

プラスチック素材の中でも耐久性が高いので、実物として動かしたり負荷を掛けるなど、試験的な場面に良く使われています。また、造形範囲エリアが広く、造形スペースに沢山モデルを入れることができるため、多ロットの造形に向いています。

▼100個単位で造形したサイコロ

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素材の特性として表面がザラザラしています。また、加工がしやすく、接着・メッキ加工・塗装が簡単に行え、使い勝手が良いです。

▼ナイロン樹脂で造形・塗装した容器(アロマの容器として市販で売られています)

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▼手作業で描かれた人の顔(つけまつ毛を装着しています)

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逆に苦手な分野・・・表面が滑らかなモデル、フルカラーでの造形、積層ピッチが細かいものなど

補足

・対応機種は高価

一般的に、対応している3Dプリンターは基本的に高価なものが多いです。

フルカラー石膏、アクリル素材の産業用3Dプリンターが、数百〜1千万円で購入できるのに対し、ナイロン樹脂は3千万円以上の価格になります。

・ナイロン樹脂でよく使われる造形技術の特許が切れた

2014年にナイロン樹脂造形でよく使われるレーザー焼却(SLS方式)の特許が切れました。特許が切れたことにより、多くの会社が本機種の開発を行うと考えます。3Dプリンターの機械の価格の下落とともに、様々な機種が誕生すると予測されています。

最後に

3Dプリンターのナイロン造形は、多くの分野での利用が期待されています。これを元にナイロン樹脂を活用してみてはいかがでしょうか?

ナイロン樹脂の3Dプリントに関するお問い合わせは、3Dayプリンターまでどうぞ!

3day-printer.com


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