リコーの3Dプリンター参入!主な業務は販売代理と受託生産か?

先日、リコーが3Dプリンター事業に参入すると報道されました。

>> 3Dプリント関連事業に参入 / ニュースリリース | リコー

以前、本ブログでも題材にしましたね!

リコー、キャノン、セイコーエプソン、国内大手企業が3Dプリンター市場に続々と参入することを発表! – 3Dayプリンター BLOG

その際に、様々な憶測がありましたが、リコーが行うビジネスは、販売代理と、受託生産がメインだそうです。

2Dプリンター(複写機)に続き、3Dプリンター製造というカタチでの参入を予測していた方も多かったと思います。

では、なぜ販売代理という参入したのでしょう?

様々な視点から考えてみました。

①メーカーは競合が多く、参入が難しい。

3Dプリンター自体の製造を行ってるのは、米ストラタシスや、3Dシステムズといった超大手。この2社が圧倒的に存在感を出しており、キーエンスなどの会社も新規参入に攻めあぐんでる状況です。

f:id:osic:20140918180131j:plain

また、2Dプリンターと3Dプリンター製造は異なるものであり、今までのアドバンテージは活かしにくいと考えられています。

最近だと、個人がKickstarterやクラウドファンディングサービスなどで、3Dプリンター製造を行い、競争が激しくなってきています。

②自社の強みが活かせる

今まで自社で築いてきた、販売先などのネットワークなどを活かせると考えています。

2Dプリンターは成熟期に入っており、これ以上の発展は難しいというもの。

既存の印刷会社や製造会社が、新規ビジネスとして3Dプリンターを導入することも多くなりました。

3Dプリンターのラインナップを増やすことで、今までの売り先に新しい商品として提示できるかと思います。

③リスクが少ない

3Dプリンター事業は、初期費用が大きく、リスクがつきものです。

それに比べて、販売代理はリスクも少なく、極めて現実的な打ち出しだと思います。

自社での3Dプリンター開発や3Dプリントサービスも多くの資本や技術が必要です。

3Dプリントサービス自体もまだまだ市場は小さいので、販売代理と受託生産も両方行うというのが、理にかなってる方法だと思います。

大手リコーが販売代理を行い、市場自体も活性化して欲しいですね!

まだ3Dプリンターの市場自体が小さいので、大手企業がこの業界に関わっていければ、大きく発展するのではないでしょうか?

リコーの参入で、どういった動きが起きるのか注目です!

参考記事:リコー、3D参入の落としどころ:日経ビジネスオンライン


画像の説明文 <運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。