東京大学の山中享受「動きをうごかす展」に行ってきました。
本展示会のコンセプトがとてもおもしろいんですね。本作品の多くには3Dプリンターが使われているので、3Dプリンターの活用事例としても興味深かいです。
私たちの身の回りのモノの多くは、動きます。
その動きは誰かがデザインしています。
最も心を配る作業は、動きの調整です。
動き始めるタイミング、動きの速さや大きさ、応答時間、
あるいは動き出しのなめらかさや、止まる瞬間のゆらぎ。
美しい動き、自然なふるまいを求めて、
デザイナーたちは様々な要素を調整してゆきます。今回の山中研究室のプロトタイプ展示も、全てが動きます。
そこに、小さなダイヤルを設置しました。
動きを見るだけでなく、動きをうごかす。
ぜひあなたも調整に参加してみてください。
そんなこんなで、イベントで見た作品を紹介していきます。
▼新たな生物的表現の提案を目的に、呼吸動作を骨格のみで再現
▼波型に動き、人との接触を記録する。デジタルな主体ならではの新しい記憶の形を表現
▼二足ロボットの身体表現を拡張するためのプロトタイプ。ドローンっぽい。
▼回転させると形状が変化。力を加えて動かすと「節」と「腹」が現れる
画像だけだとわからないので動画をどうぞ!
(動画の埋め込み方法が分からなかったので、ネットに落ちていたものを貼ります。)
東大 山中研究室プロトタイプ展「#動きをうごかす展」にて。話題の藤堂さんの「SEER」を見たけど、視線が合うと、気持ちを感じる。 pic.twitter.com/H7c9CsJQnI
— クンクン (@kunkun76) 2018年6月17日
このこに 呼ばれた気がした#動きを動かす展
山中研究室プロトタイプ展2018 pic.twitter.com/AUEPviwb9e— Oi-chan (@oi_chan_) 2018年6月17日
東大の #動きを動かす展 より。膝関節の向きが人間と逆なんだけど、ドローンで重量がかからなくなるとこっちの方が効率的なのか?それとも足関節なのかな。 pic.twitter.com/K6m39jt5Qd
— Ron (@ron_gt) 2018年6月16日
www.youtube.com
www.youtube.com
以上です!
どの作品か忘れましたが、“機械の擬人化の際に、コミュニケーションを円滑にするために、外見を微妙に変えることのできるプロトタイプを3Dプリンターで製作しました”という内容が印象的でした。
あと、この展示会には有名な某コピーライターも来ていたそうです。
それにしても、DMSに行かず「動きをうごかす展」に足を運ぶ自分はなんなんだろうな〜と思いました。
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。