その中の1つが、同校音楽学部の学生のために製作された立体楽譜というわけです。
視覚障害者が楽譜を読む場合、これまでは「点字楽譜」と呼ばれる楽譜が使われていました。
これは、6点を4行に並べて、五線譜と同じ内容を表現するものです。
しかし、複雑な曲を表現する場合、楽譜量が多くなってしまい、また作成にも点字楽譜の知識がある者が必要であるという問題がありました。
そこで今回開発された立体楽譜は、5線譜をそのまま立体化することにより、上記の問題を解決でき、また楽譜を余すことなく100%置き換えることが可能になったとのことです。
▲「点字楽譜」と「3Dプリント立体楽譜」の比較
以前に当ブログでも、3Dプリンター活用した視覚障害者用の立体地図について取り上げたことがありました。
視覚障害の補助ツールとして、3Dプリンターは相性がいいと思います!
2Dで見えないなら3Dで触るという何ともわかりやすい発想ですね!
3Dプリンターの新しい活用法?視覚障害者のために立体地図を作成。 – 3Dプリンターお役立ちニュース
また、同大学では、患者をMRIスキャンし、患者の臓器や血管を3Dプリントすることで手術計画を補助する手法や、3Dプリント時の粒子運動における製造機構等の研究を進めているようです。
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