2030年までにESAが、月面に村を作る予定です。
こちらの村は、宇宙飛行士が数ヶ月滞在できる施設のようなものです。特徴として、基地の建設としてロボットと3Dプリンターを活用するとのこと。
「MoonVillage」では、建築にあたり、月の土を利用して3Dプリンターで印刷していきます。
▼「Moon Village」イメージ
なんともSFチックなぶっ飛んだ構想ですが、早ければ2020年には開始されるとのこと。今が2016年なので4年後の話…。
▼作業するロボット
ロボットですが、スターウォーズのC3POのようなモデルでなく、シャベルカーに近い感じですね。
▼筆者が考えていたやつ
▼壁面の耕造
▼3Dプリンターで製造
月の土を材料にし、直接印刷していきます。
建築、3Dプリンター、ロボットと課題だらけに見えますが、既に実証はされているとのこと。
2013年には月面土壌のシュミレートのため、イタリアの火山の玄武岩から作られた土を使用し3Dプリントができることを実証したという。 この実証実験は保護シェルを制作するためのもので、月の土壌1.65トンを使って作成され、宇宙飛行士を宇宙の放射線から保護してくれる予定だ。
出典元:2030年建設予定!月面でロボットが組み立てる“ムーン・ヴィレッジ”がスゴイ – ネタりか
製造のイメージなどは、以下の動画からどうぞ!
少し前にも火星に3Dプリンターで家を作る計画がされています。
過去記事:火星に家を!NASAのデザインコンテストで日本人が最優秀賞。 | 3D NEWS
宇宙食としてフードプリンターが検討されたりしています。
素材を運ぶコストが削減されるので、物流の面でも3Dプリンターと宇宙は相性がいいですね。
宇宙という壮大なテーマですので、実行するエネルギーも半端ではありません。
既に科学者をはじめとする200人以上の専門家が本プロジェクトに参画しております。
なお、将来的な宇宙探索の計画にあたり、月を中継場所にする目的もあります。
「MoonVillage」の将来的な始動に期待です。
■参考サイト
有人月面基地『Moon Village』2030年までに完成か | sign
2030年建設予定!月面でロボットが組み立てる“ムーン・ヴィレッジ”がスゴイ – ネタりか
European Space Agency to 3D print a ‘Moon Village’ to house astronauts by 2030 | Daily Mail Online
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。