現在、弊社で運営している「3Dayプリンター」。
この事業の話をした際に、決まって似たような質問をされます。
「3Dプリンターって、すごく騒がれているけど、実際どうなの?」
「住宅をそのまま出力したり、食べ物を出力したりできるんでしょ?
すごいニュースになってるよね!!」
正直に言おう!
まだ、そんなに実用化レベルじゃない!
まだ、そんなに儲かるものでもないです!泣
はい。笑
というわけで、3Dプリンター事業の今後について、今日は書かせて頂こうと思います。
まず、そんなに実用化レベルではない書きましたが、試作品や1点ものを制作する状況であれば現段階でも十分にメリットがあります。
ただ、大量生産品を作ったり、世の中に広く浸透するレベルかと言うと、まだまだ市場規模は狭いということです。
実際、大手株式会社DMM.comさんでも、あれだけ派手にCMを行っても3Dプリンター事業は月たった500万円の売上、年間20億円も赤字を出しているんです。
ここの対談イベントでそのことについて詳しくお話されています。
geralt / Pixabay
それでも、今3Dプリンター事業に取り組むメリットは?
それは、単純明快、「市場の成長性」です。
2020年、あと6年でその市場は一兆円、関連市場を含めば11.7兆円の規模になると言われています。
アメリカの調査会社ガートナーが毎年発表している「ハイプサイクル」というグラフがあります。
これはどんなものが、いつ頃、ビジネスになっていくのかを指標として表しているものです。
2014年版のハイプサイクルによると、
- 3Dプリンター事業が本格的にビジネスになるまで、5年~10年ほど掛かる
- 今は「過度の期待」の時期、今後2~3年の「幻滅期」を通して事業が安定していく
という予測になっています。
つまり!!
今は、巷で
「あんなことができる!こんなことができる!」
と魔法のように騒がれている3Dプリンターですが、
蓋を開けてみれば
「なんだこんなものか。」
と話題が下火になり、もしかすると3Dプリンターの名前自体、あまり聞かなくなる時期がくるかもしれません。
ただ、5年後10年後には、間違いなく世の中になくてはならないものになる!
それまでは、じっと耐え、事業に取り組んでいくつもりです!
それまでに餓死していなければ、5年後に、3Dプリンター事業で先頭を走っていることでしょう。。。
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。