電車のおもちゃというと、何を思い浮かべますか?プラレールか、木製の電車か、はたまたブリキ製の電車か・・・
▼私はこれでした。
画像出典元:http://www.geocities.jp/sijimiya_konoha/shinkansen05.htm
そのへんはみなさんの世代により様々かと思いますが、今回はどちらかというと電動の電車のおもちゃに深く関わるであろうおはなしです。
株式会社ミリメーターが発売したのは3Dプリンターで作成したおもちゃの電車用のレール「ワンレール」です。
画像出典元:http://www.last-ones.com
この「ワンレール」の特徴は、タカラトミーが販売しているプラレール用のプラスチックのレールと、トイザらスやIKEAなど海外の大手のメーカーが販売している木製レールの2種類のレールをつなげて、文字通りひとつのレールにしてしまおう、というものです。
▼木製とプラレールに対応したジョイントが両側についています。
プラレールと木製レールを一つの電車が行ったり来たりできるようになれば、現実の世界でいうところの、別の会社同士の相互乗り入れが実現するようなものですかね?電車のおもちゃ好きの子供たちにとってはまさに電車業界の革命並みの発明となるのではないでしょうか。
というかプラレールしか触ったことのない私は、木製レールに共通の規格があったことを知りませんでしたが・・・
また、相互乗り入れ用の線路以外にも、立体交差用の高架や、十字に交わる線路など、遊びの幅が広がりそうな各種線路も取り扱っています。
▼高架パーツ。私の中では立体感は一番のワクワクポイントでした。
「ワンレール」は、ミリメーターが運営する販売サイト「Last Ones」で販売されています。現在のラインナップは、
・相互直通運転を可能にする線路(2つ入り)(1,500円)
・十字交差する線路、車止め、スロープの三点セット(2,500円)
・立体交差を可能にする高さのあるアーチ線路(5,500円)
の3種類となっています。素材はPLAを使用していて、カラーバリエーションは、クリスタルホワイト、クリスタルレッド、クリスタルブルーがそれぞれに用意されています。
▼カラーバリエーション
これだけでも十分に想像力を掻き立てるラインナップですが、株式会社ミリメーターは、今後さらに新たなレールやカラーバリエーションを、リクエストなどを参考に増やしていき、最終的に1,000種類以上の商品を販売する予定だそうです。
既存の遊びが広がったときというのは、全く新しい遊びが登場したときよりワクワクしませんか?レゴなんかはそういった広げていく遊びの典型だと思います。
さらに言えばこういう商品は
「家庭用3Dプリンターでもオリジナルのパーツを作れるかも?」
というような発想の源にもなり得るのがいいところではないかと思います。お子さんに3Dプリンターとスキャナーをプレゼントすれば部屋に山手線を建築するのも夢ではなくなるのかも・・・?
■参考サイト
3Dプリンタ作のオリジナル線路で自由なレイアウトが組める「ワンレール」 – MdN Design Interactive – デザインとグラフィックの総合情報サイト
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。