新年もあけて、1週間少しが経ちました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
筆者は、新年早々インフルエンザに掛かってしまいました。。。
流行っているようなので、みなさんもお気を付けください!
本日は「金属の3Dプリント」!
このようなテーマで記事を書きたいと思います。
注目度が高い!金属プリント!
実はインターネット検索で、「3Dプリンター」及び「3Dプリント」に付随するワード検索として、「金属」は常に上位を占めています。
goodkeywordより。2015/01/10時点。
やはり試作製作などにおいて、金属の多様性は企業の方々も注目しているのでしょう。
実際、弊社にも金属の3Dプリントに関する問い合わせは非常に多く来ております。
対応できるプリンターや企業が少ない現状。
しかし、検索ワードが多い中、日本で金属プリントを請け負っている企業はわずか数社しかありません。
理由としては、まず金属プリンターの価格が非常に高い。
その金額は、1台1億円程です。簡単に購入できる機材ではありません。
シェアの大半を占めている代表的な金属プリンターは、ドイツのEOS社の金属プリンターEOS Mシリーズ、次いで3D systems社のProXシリーズです。
EOS社の金属プリンターEOS Mシリーズ
3D systems社のProXシリーズ
3Dプリント可能な金属素材は?
ここが、一般の方にはあまり知られていない点なのですが、金属なら何でも3Dプリントできるという訳ではありません。
現状、日本で出力サービスを受けられる素材という点で言えば、基本的に、
・マルエージング鋼
・ニッケル基調合金
・チタン64
・ステンレス
の4種類の金属のみです。
金とか銀とかできない!?
と聞かれると、ざっくりと言えばできます。
ただ、製造方法が少し異なります。
素材に応じた2種類の製造法。
業務用の金属の3Dプリンターでは、金属粉のプールにレーザーを照射することで、溶解・積層を繰り返す粉末積層造形法での出力になります。
上記で示した4種の金属はこのような方法で造形されます。
正真正銘の金属3Dプリントです。
しかし、金・銀を含むその他の金属に関しては、まだ対応されていないため、ロストワックス法という方法での製造になります。
これは、ワックス樹脂と呼ばれる樹脂で、製造したいマスターを3Dプリントし、そこから型を取る容量で、金属置換する方法です。
つまり、厳密に言えば、金属3Dプリントではありません。
引用:shapeways
どんどん新しい素材・機材が開発されている
しかし、上記で紹介したものは、飽くまで日本でサービス提供されているという点を軸に置いたものです。
先日、白金での3Dプリント素材が開発されたり、ブラスやブロンズを出力できるパーソナルタイプのプリンターのニュースも話題になりました。
今後、どんどん新しい素材や安価な機材も開発され、金属の3Dプリントがもっと身近なものになっていくといいですね!
弊社でも金属の3Dプリントを受け付けていますので、是非ご相談ください。
<運営元情報>
株式会社メルタは、3D事業に特化した会社です。
3Dデータ作成のモデリーや、3Dプリントの3Dayプリンターなどのサービスを運営しています。ライターの仕事も受け付けます。