1億2,000万年前の恐竜の脳を再現。3Dプリンターで脳を解明する研究を。

恐竜を3Dプリンターで再現?

昔の化石を使って、「恐竜の脳」を3Dプリンターで造形する実験が行われました。

実験に成功したのは、福井県立大の恐竜研究所。

今回の脳の造形により、脳の形状や嗅覚、平衡感覚の詳細を明らかにしました。

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※左が造形された脳。右は化石になります。

本研究は、化石を元に3次元画像を作成し、3Dプリンターを使って脳を復元するというもの。

例えば、CTスキャナーで撮影した際に、骨は白く、脳は黒っぽく映ります。それを元に脳のみを再現します。

通常ですと、化石実物から脳のカタチを把握するのは困難なのですが、CTスキャナーを使うことで正確な脳を把握することが可能になるとのことです。

ちなみに、こちらのモデルは獣脚類になります。

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以前、恐竜の骨模型を3Dプリントする取り組みもまりました。

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模型は案外簡単そうですが、脳を作るのはたしかに難しそう。。

本展示物は、博物館で展示し、学校教材で使用とのこと。気軽に恐竜の脳を知るツールとして活用されます。

また、研究所の教授は、今後の展望として、「今後は恐竜の姿勢や運動能力を詳しく解明したい」と話しています。

今まで見ることが出来なかったものを知ることができるのは、 3Dプリンターならではと思います。

ちなみに、ステゴザウルスの脳は2つあるみたいです。

しかも、大きさはクルミ程度とのことです。

実は恐竜は馬鹿だったんですね。

3Dプリンターと古代の研究は相性が良さそうですね。

■参考記事

恐竜の脳を3Dプリンターで復元 国内初、勝山で発掘の化石を元に 恐竜特集 福井のニュース |福井新聞ONLINE:福井県の総合ニュースサイト

えっ!?ステゴサウルスに脳が2つある。|川崎悟司 オフィシャルブログ 古世界の住人 Powered by Ameba


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