タイトルに特に意味はありません。強いていうなら、この映画を真似しました。
話題作りはデカイものから始まる
3Dプリンターのパワーワードと言えば「家、橋、フィギュア」だと勝手に思っています。
たとえば、以下のような記事は、ものづくり以外のメディアでも大きく取り上げられました。
3Dプリンターで鋼橋架設!世界初の計画がオランダで進行中|日経アーキテクチュア
建築用3Dプリンターで家を建てると…たったの24時間で完成しちゃった! その様子をごらんください | Pouch[ポーチ]
海外ですと、3Dプリンターで大きいものをつくるニュースが多いんですね。
さて、それに比べて、日本の3Dプリントサービスでは、「家や橋を作ろう!」という取り組みは、ほとんど聞きません。
このことに関しては、たぶん色んな見解があると思うんですが、個人的には”日本での3Dプリント製品は大きいものが少ない”というように感じます。
本日はそれに関して書いていこうかと思います。まずは、僕の考えとして2つほど理由があると思います。
国内の車や建築メーカーのレベルが高い
車や住宅の3Dプリンターが生まれやすい国の特徴として、国内メーカーの手抜きによる信用の低さがあるそうです。
そのため、簡易的な建築物だと、信用できる海外の3Dプリンターメーカーでつくったものを使ったほうがいい!という考え方がされるそうです。一方、日本の場合は、従来の建築業や製造業のレベルの高さから、3Dプリンターによる新規の参入が少ないという見方があります。
また、中国のように国土が広い国ですと、機材・素材を運ぶのにコストがかかるので、3Dプリンターだけで完結しようという考え方をするそうです。その点、日本は国土が小さいので不要ですね。
そもそも日本人は大きいものをつくるのが苦手
根本的な理由として、日本人は大きいものをつくるのに向いていない性格なのかなと思います。車や電化製品にしても小型化が得意ですし。
今までの歴史を振り返ってみて、「大和」「大日本帝国」など、「大」という文字がつくものは、たいてい失敗しています(知り合いからの受け売り)
他にも一般的に「欧米は有、日本は無」という考え方をするそうです。
スポーツを例にしても、欧米では筋肉などのエネルギーが有ることが良いと考えるのに比べて、日本では精神面を鍛えて邪念が無くなることを重んじます!
このように、日本では“モノゴトは小さい方がいい”という思想がDNAレベルで浸透しているのかと思います。
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さて、本題に戻り、
今回は、3Dプリンター事業を行う上で、 大きいものをつくるのか?小さいものをつくるのか?という観点で記事を書いてみました。
イスラエルで最近発表された「Massivit1800」という機種は、兎に角サイズが大きいです。 名前通り、長辺180cmの造形ができます。
初めてこの機種を見たとき、(感覚的に)日本と海外って3Dプリンターに対する考え方が違うんだなーと感じました。アメ車とコンパクトカーを見たような気分です。
逆に、Genkeiさんなどは、大きな3Dプリンター機種をつくっていますが。
逆に、ワンフェスにおける小さなホビー用途では日本が進んでいるという話があります。僕の周りでも、アクセサリーなどのホビーユとしての使い方をしている人が多いです。3Dプリンターで国によって当てはまる領域があるのですね。
さて、3Dプリンターの事業を行う上で、自分たちはなにが得意で、どの分野が当てはまるのか?というのを考えるのもおもしろいのではないかと思います。
国内において、アメ車みたいな機種をつくる人は今後出てくるのでしょうか?
いろいろと興味深くみていきます。
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